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先日、司法書士試験の受験に興味をお持ちの依頼者がいらっしゃいました。
ほぼ同世代。フルタイムで働きながらの受験を真剣に検討され、迷ってておられました。
司法書士試験の合格率は4~5%程度。「以前より合格しやすくなった」といわれています。が、全11科目の相対評価であって、年に1回しかない試験において、超上位でようやく合格する現実はかわりません。
かつて司法書士試験を志し、早々にあきらめた知人がこう評していました。
「電話帳を覚えるような勉強量にうんざりした…」
私の実感からしても“当たらずも遠からず”です。
しかし、一度取得すれば、これほど魅力的な資格もないと実感しています。
論より証拠。司法書士試験の合格者の平均年齢は何歳だと思われますか?
41・50歳(令和6年度)です。初めて聞く人は、まず、驚きます。
かくいう私も受験勉強を始めた時は、40歳を超えておりました。周囲にいる、直近の合格者を見回しても、年齢層はかなり高いというのが実感です。
昭和59年生まれ(40歳)以上の合格者数を見てください(→ 法務省の資料)。全合格者数737人のうち、404人もいます。
私は他にも社会保険労務士、行政書士、宅建士の資格をもっています(いずれも未登録)。しかし、司法書士試験ほど受験勉強をしながら、実務と独立開業後の姿が鮮やかにイメージできた資格はありません。
不動産登記と商業登記の手続と考え方をイチから学ぶため、勉強がそのまま実務に直結しており、それゆえに独立開業しやすい資格です。
極端な話、合格してすぐ依頼を受けて、不動産の所有権移転、抵当権設定の登記手続をとることができます。会社設立や役員変更登記もできます(司法書士登録は必要ですが)。
実際、同期のなかにも、合格後、間を置かずに独立・開業した人は多くいます。
40代といえば、社会や組織でそれなりのポジションにつき、仕事だけでなく、家庭内にあっても様々な経験を重ねてきた人たちが多くいます。そういう人であれば、合格しても事務所に勤務する司法書士ではなく、これまでの職能や社会経験を生かした、独立開業もイメージしやすいでしょう。
司法書士試験の合格者の平均年齢の高さには、「受験勉強が実践的」という理由にくわえて、「独立開業のしやすさ」もあると思います。
人生の転機をかけて挑むには、十分、魅力的な試験です。
もし今、同世代の方から、受験相談を受けた場合の私の答えは決まっています。
「司法書士試験を志すのに早いも遅いもないですよ」
(2024年12月21日記)
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